子どもが「困り始めた段階」から専門的な支援を―不登校×発達支援をテーマとしたイベントで、ことサポ代表が発言しました

2026年8月28日、衆議院第二議員会館で開催された、発達支援テクノロジー推進協議会主催のイベント「不登校から考える次世代AIと共創する人間・社会のあり方」に、ことサポ代表・里宇文生が登壇しました。

当日は、国会議員、自治体関係者、教育関係者、発達支援に携わる専門家・事業者など約50名が参加し、増加を続ける不登校の背景にある発達特性や、オンライン・AIなどのテクノロジーを活用した新しい支援のあり方について議論が行われました。

目次

不登校の背景にある「ことば・学習・運動」の困りごと

里宇からは、不登校を「学校に行ける・行けない」という問題だけで捉えるのではなく、その背景にある子どもたち一人ひとりの困りごとに目を向ける必要性についてお話ししました。

通常学級で学ぶ子どもたちの中にも、

・ことば・コミュニケーションの困難
・読み書き・学習の困難
・運動・協調の困難

などを抱えている場合があり、さらに、これら複数の困難が同じお子さんに重なっていることもあります。

「うまく伝えられない」「先生の指示が分からない」「読んだり書いたりすることが大変」「周りと同じようにできない」といった経験が繰り返されることで、失敗体験が積み重なり、自信を失ったり、学校生活そのものにつらさを感じたりすることがあります。

そのため、不登校になってから支援を始めるだけではなく、子どもが「困り始めた段階」で、その困りごとに応じた専門職につながることが重要です。

地域や専門職不足による「支援の空白」を減らすために

子どもたちが適切な支援につながるためには、地域による支援格差や専門職不足も大きな課題です。

特に、ことば・コミュニケーション、発音、読み書きなどを専門とする言語聴覚士(ST)は、地域によっては小児領域の専門的な支援を継続して受けることが難しい場合があります。

また、ご家族の仕事や学校生活との兼ね合いから、平日日中に医療機関や支援施設へ通い続けることが難しいご家庭もあります。

オンライン支援には、住んでいる地域にかかわらず専門職とつながれることに加えて、お子さんが自宅などの慣れた環境で支援を受けられるという特徴があります。

ことサポでは、言語聴覚士を中心とした専門職がオンラインで、お子さん一人ひとりの「ことば」「コミュニケーション」「発音」「読み書き・学習」などの困りごとを評価し、それぞれの発達や生活に合わせた個別支援を行っています。

私たちはオンラインを、対面支援の単なる代替ではなく、これまで専門的な支援につながりにくかった子どもたちへ支援を届けるための新しい選択肢の一つと考えています。

自治体におけるオンライン発達支援の取り組み(PAPAMO株式会社)

イベントでは、つくば市とPAPAMO株式会社が共同で実施した、小学1~3年生100名を対象とするオンライン発達支援の実証についても報告されました。

トークセッションには、つくば市長の五十嵐立青氏、衆議院議員の鈴木英敬氏、東京大学先端科学技術研究センター教授の為末大氏らが登壇。

子どもを既存の仕組みに合わせるのではなく、一人ひとりの特性に応じた選択肢を増やしていくことや、住んでいる地域や家庭環境に左右されず専門的な支援を受けられる仕組みづくりについて、さまざまな立場から意見が交わされました。

テレビ朝日・ANNをはじめ、各種メディアで取り上げられました

今回のイベントは、テレビ朝日・ANN(テレ朝NEWS)をはじめ、複数のニュース・教育・不登校関連メディアで報道・紹介されました。

テレビ朝日・ANNでは、「『オンライン発達支援』公費負担を求め国会で集会 不登校の低学年化に」として、オンラインやAIを活用した発達支援を普及させるための議論や、自治体で行われているオンライン発達支援の取り組みが報道されました。

また、イベントの開催報告や各種メディアでは、ことサポ代表・里宇の発言についても取り上げられています。

里宇からは、通常学級にも「ことば・コミュニケーション」「読み書き・学習」「運動・協調」といった困難を抱える子どもたちがおり、それらが重なっている場合があること、そして、困難による失敗経験の積み重ねが二次的な心理・社会的困難につながる可能性があるため、「困り始めた早期段階」から専門的な支援につなげることが重要であるとお話ししました。

主な報道・掲載

テレビ朝日・ANN(テレ朝NEWS)
「『オンライン発達支援』公費負担を求め国会で集会 不登校の低学年化に」

PR TIMES
「【開催報告】過去最多35万人の不登校、背景にある『発達特性』と支援の空白、AI・オンラインで『困り始めた段階から届く発達支援』を議論」

不登校支援ポータルサイト CoCon
不登校と発達特性、オンラインによる早期支援について紹介され、里宇の発言についても掲載されました。

ライブドアニュース
イベントの開催内容や、発達特性のある子どもたちへの早期支援の重要性について掲載されました。

今回の発信を通じて、ことば・コミュニケーションや読み書きの困難を含め、不登校の背景にある子どもたちの「困りごと」に早期から気づき、必要な専門支援につなげることの重要性を、広く社会にお伝えする機会となりました。

必要な子どもに、必要な専門支援が届く社会へ

ことサポでは、これからも、住んでいる地域や専門職不足によって必要な支援を受けられない子どもを減らし、困りごとが大きくなる前から、必要な専門職につながることのできる仕組みを目指して取り組んでまいります。

「ことばがうまく伝わらない」
「発音が気になる」
「読み書きが苦手」
「学校での学習についていくことが難しい」
「コミュニケーションに困っている」

こうした一人ひとりの困りごとに寄り添いながら、オンラインだからこそできることを活かし、お子さんとご家族に合った専門的な支援を届けていきます。

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